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トランプと算数4 10になる足し算

小学生低学年STEAMクラスの担当 西村です。

小学2年生のA君と、幼稚園年長のB君の二人との授業です。

 

今回はトランプを使って10までの足し算、そして、10になる組み合わせを学んでいきます。B君のサポートを私の息子のCにお願いしました。

 

最初はホワイトボードをつかって、足し算の説明です。足し算の記号() 式の書き方を説明したあと、いろんな足し算をします。

 

足して10になるにはどうする?と聞くと、簡単に答えてくれる幼稚園年長のB君。これなら、トランプゲームをしても大丈夫かな?ということで、さっそく、トランプゲームにはいります。

 

このために、考えてきた「トウタツテン(到達10)」というゲームです。

 


1~5のカードを使用(20) 慣れてきたら、トランプ2セットを使う(40)

 

親は時計回りにすべてのカードを配る

 

順番を決め、最初の人が1枚カードを場に出す。

次の人は場のカードに足して10を超えないカードを出す。 

ちょうど10になるように出した人は、場札を流し、もう1枚カードを出す。

 

10を超えるカードを出したときは、「ドボン」でその人が負け

どうしてもカードを出せないときは、「パス」ができる。パスは2回まで

 

最初に手札がなくなった人が勝ち

 

 

あるいは、他の人が「ドボン」か「パス 3回」になってしまったときは、残った人が勝ち


最初はトランプ1(使ったカードは20)でやったのですが、すぐに決着がついてしまったので、トランプ2(使ったカードは40)でやりました。

2枚カードが出たときに、場の数字がいくつになっているかは足し算をしないとわかりません。B君にはそれが難しかったらしく、Cがサポートしつつ、トランプのマークをかぞえていました。その間にA君に答えをこっそり聞くと、ちゃんと理解している様子。

 

A君、以前ならこういうときに、さっと答えを言うこともあったのですが、「他の人の学びのチャンスを奪っちゃだめだよ」と言っていたせいなのか、最近は黙って待っていてくれるようになりました。「わかったときは頭の上で手をひらひらさせて」と言ったら、何度もひらひらしていてくれました。素直で優しいなあ

 

何回かやると、10にするには、残りはいくつ?というのがだいぶわかってきたようでした。

Cも交えて4人でやったら盛り上がりました。

 

最後はいつものようにババ抜きをやって終わり。今回は最後にジョーカーを私がもらって負けました。

 

次回も足し算の勉強をしていきたいと思います。