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教科を越えた学び-Theory of Knowledge

算楽塾は、算数・数学の授業ではありますが、古文を読み、江戸時代の生活や文化を知り、興味関心が育っていくような授業です。
mやkgだけでなく、尺や貫、坪や升などの単位。
江戸の金遣いと大坂・京の銀遣いとの違い。
算数を学ぶ、今でいう生涯学習のサークル活動。
たとえば、これからの学習の指針ともなっている国際バカロレアのプログラム(IB)では、教科横断的に、学習内容を統合しカリキュラムに一貫性を持たせています。
各学習分野を関連づけ、その関係性を探究し、それぞれの教科の枠にとらわれずに世界について学ぶことの重要性を強調しています。
日本の歴史・文化といった地域的な文脈と世界の数学史といったグローバルな文脈もふまえて学んでいきます。
そして、何より児童生徒の学習と実社会をつなげることに焦点をあてています。
先月は、「円や球」の学習から、地球の大きさを測ったエラトステネス、そして日本地図を制作した伊能忠敬、伊能忠敬の技術を使った公園での実習体験、検地などで使われた面積の計算などを学び、これから天文学にも広げていこうとしています。